外壁塗装でサイディングは?

外壁塗装 サイディング 費用
今から20年以上前はモルタル外壁が主流でしたが、最近はニチハやケイミューなどのサイディングを使った家が多くなりました。
このサイディングボードですがモルタルと比較して安価で丈夫になり、またレンガ調やなどおしゃれなデザインもでてきました。
つなぎ目の目立たないあいじゃくり工法やドライジョイント工法などもはやりつつあり、外壁の主流となってきています。
ところがこれらサイディングですがやはり塗膜やリーシング(コーキング)の劣化ががっせいするので、外壁塗装等のメンテナンスが発生してしまうんですね。
その費用はどのぐらい掛かるのかというと、塗料や住宅の外壁面積によってまちまちです。
ですがこの業界に関わる方であれば、以下のようなイメージを持っていると思います(二階建て30坪と仮定)。
90万円以下 → 美観のみに注力した外壁塗装
100~120万円 → シリコンやラジカルなどの塗料を使った一般的な外壁塗装
140万円以上 → 断熱などの付加価値のついた塗料(フッ素や光触媒、ガイナ)などを使っている
一般的な外壁塗装だと100万円程度はどうしてもかかってくるのですが、これが妙に安かったり高かったりするとちょっとその業者は怪しいです。
悪徳業者とまでは言いませんが、その見積もりの背景をちゃんと説明してくれないと不安が残ります。
ただ実際に住居の形状や塗料によって価格がまちまちなので、まずはご自宅の場合の相場を知ることが大切です。
ヌリカエなどの一括見積サイトは無料で複数の優良業者の見積もりを得ることができます。
またその後本契約をしなくてももちろんよく、お断りなどを含めたすべての業者とのコミュニケーションを専門知識を持ったスタッフさんが代行してくれます^^



外壁塗装 サイディング 塗料
サイディングに使われる塗料価格によって相場は大きく変わってきます。
そもそも塗料の1㎡あたりの単価が3000円近くも変わってくる場合があるんです。
詳しくは以下過去記事に詳細が書かれているのでご参照ください。
過去記事:外壁塗装 種類
サイディングボードの塗料としては、よほどこだわりがなければシリコン系塗料が一番無難です。
シリコン系塗料の特徴は費用が比較的安く耐用年数も長いので、コスパがいいといわれています。
1㎡あたりの費用は大体2,700 ~ 3,700円ぐらいで、耐久性は13年前後です。
ところが最近より主流となってきているのがラジカル系塗料です。
ここ数年で日本ペイントや関西ペイント、そしてエスケー化研によって市場に投入された塗料なのですが、水溶性でシリコンよりも耐用年数が長いという特徴があります。
水溶性ですと何がいいのかというと、実際に塗布する際にシンナーのようなきついにおいが出てきません。
そのためご近所への迷惑にもならないですし、居住していてもにおいが気になりません。
ですが従来製品だと水溶性は耐久性が低いといわれていました。
ですがラジカル系塗料はシリコンよりも耐用年数が数年長く、費用もほとんど変わらないので間違いなく2018年は主流の塗料の仲間入りをしていきます。
外壁塗装 サイディング メンテナンス
サイディングボードは年々改良され非常に丈夫ですが、メンテナンスフリーのサイディングはまだありません。
そのためどうしても定期的に外壁塗装などのメンテナンスが必要になります。
ただきちんとメンテナンスを続けていくことで、40年や50年も同じサイディングを使っていくことができるようになるんですね。
一方でメンテナンスを怠ると、サイディングの塗膜が劣化して防水機能を失います。
そしてサイディングが雨水を吸うようになって膨張し、また気温が上がると乾燥して収縮します。
これを繰り返していくうちにサイディングにひび割れが入り、そこから下地材に雨水が侵入していよいよ雨漏りやシロアリなどのさらに大きな被害につながっていきます。
最近ではDIYが流行っていますが、下塗りなどの塗装を慣れていない方がすると隙間ができ、塗膜が一年もしないうちに剥がれてくることもあります。
サイディングのメンテナンスの必要性については以下過去記事でも詳しく書いているので、ご参考くださいね。
過去記事:外壁塗装の必要性